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根管治療

同じ状態を繰り返さないようにするため
同じ状態を繰り返さないようにするため

歯の根の部分(根管)は、細菌や膿が溜まって炎症を起こすことがあります。
この状態を放置すると、口腔内の状態が悪化するばかりでなく、細菌が血管をめぐり体全体の不調につながるリスクもあります。また、口腔内の状態が悪いままの治療は、痛みを繰り返したり、詰め物が外れたりするなどトラブルの原因となります。
そうなる前に早期に発見して根管を治療し、口腔内の状態を改善することが重要です。
もし進行している場合は確実に治療して、同じ状態を繰り返さないようにしましょう。

根管治療では、細菌に感染して壊死することで、痛みを引き起こす原因となる歯髄(神経)を取り除き、人工物に詰め替えて歯を残します。このとき重要なのが、歯髄があった場所を無菌状態にして再度の感染を防ぐことです。
この治療の結果により歯の寿命が大きく左右されると言っても過言ではありません。
当院では、肉眼の20倍まで拡大が可能なマイクロスコープの使用による精密な治療、ゴムのシートのようなラバーダムを使用することによる感染防止を徹底した治療、を行っています。患者さんの負担を軽減して、治療の成功率を上げることが根管治療のポイントです。

根管治療の流れ

01

むし歯が歯髄(神経)にまで達した状態です。
まずは歯髄が露出するところまで、歯を削ります。

02

露出した歯髄を取り除きます。

03

根管の中に消毒剤を注入し、無菌状態にします。

04

根管内に殺菌作用のある薬を詰めます。
蓋をして根管を密封します。