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骨が足りない場合の治療

サイナスリフト

サイナスリフトとは、上顎の奥歯部分にインプラント埋入を希望される方で、インプラントを埋入する骨が足りない場合に行う骨増生手術です。
人工骨や他部位から採取した自家骨を移植することで骨の厚みを作る治療方法です。
骨の形成には、半年から一年程度の期間が必要となるため治療期間が長期化することが予想されます。

メリット

  • 広範囲に骨を増やすことができる

  • インプラント体が
    長持ちする傾向にある

デメリット

  • 治療期間が長くなる

  • 適応できない症例がある

ソケットリフト

ソケットリフトとは、ある程度骨の高さがある場合に行う骨増生手術です。骨増生手術後、骨が形成された後にインプラント埋入手術を行うサイナスリフトとは違い、ソケットリフトはインプラント埋入手術と同時に行うことができます。
サイナスリフトは半年~1年かかる治療ですが、ソケットリフトの治療期間は3~4ヶ月と比較的短いため、患者様の負担も少なくて済みます。

メリット

  • 外科手術の範囲が狭いため
    患者様の負担が少ない

  • サイナスリフトより痛みや
    腫れが少ない

デメリット

  • 造成できる部分に制限がある

GBR(骨誘導再生法)

GBRとは、歯槽骨や顎骨の再生を促す治療法です。インプラントを埋入するのに必要な骨の厚みや幅がない場合に行います。歯周病の重症化により、歯が欠損している方、歯を失ってから期間が長く経過していて骨吸収が進んでいる方などにおすすめの治療です。

メリット

  • 骨が痩せている方や
    骨が薄い方にも適応可能

  • インプラントが長期的に安定する
    可能性を高める

デメリット

  • 治療期間が長くなる