大人になってから歯並びを気にされる方は多くいらっしゃいます。しかし、「歯列矯正」と聞くと、子どもの頃に金属のワイヤーを付けていたイメージが強く、抵抗があるかたもいるのではないでしょうか。
実は、現代の歯列矯正は、目立ちにくいマウスピース矯正が主流になりつつあります。また、ワイヤー矯正も、より快適で目立ちにくい素材や装置が登場しています。
今回は、大人の歯列矯正の期間について、マウスピース矯正とワイヤー矯正の両方を詳しくご紹介します。矯正を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、透明なマウスピースを交換しながら歯を少しずつ動かしていく治療法です。
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メリット
- 目立ちにくい: 透明なマウスピースのため、装着していることがほとんど分かりません。
- 取り外し可能: 食事や歯磨き時は取り外せるため、清潔を保ちやすく、食生活も制限されません。
- 痛みが少ない: ワイヤー矯正に比べて痛みを感じにくいと言われています。
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デメリット
- 装着時間: 1日20時間以上の装着が推奨されており、自己管理が重要です。
- 費用: ワイヤー矯正よりも高額な場合が多いです。当院ではワイヤー矯正もマウスピース矯正も同一料金です。
- 適応症: 歯の移動量が多い場合や、複雑な歯並びの場合には、ワイヤー矯正の方が適している場合があります。
マウスピース矯正の期間は、歯の移動量や複雑さによって大きく異なりますが、一般的には2~3年が目安です。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯にブラケットと呼ばれる装置を接着し、ワイヤーで歯を少しずつ動かしていく治療法です。
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メリット
- 精密な治療: 歯を細かくコントロールできるため、複雑な歯並びも治療できます。
- 費用: マウスピース矯正に比べて比較的安価です。
- ほとんどの歯並びの乱れに対応可能: 軽度から重度の歯並びの乱れまで、幅広い症例に対応できます。
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デメリット
- 目立つ: 金属のブラケットが目立ちます。
- 痛み: 歯が動く際に痛みを感じる場合があります。
- 食事制限: 硬いものや粘着性の高いものは避ける必要があります。
ワイヤー矯正の期間も、歯の移動量や複雑さによって異なりますが、一般的には2~3年が目安です。
どのような治療法が自分に合っているのか?
どちらの治療法が自分に合っているのかは、歯並びの状態や生活習慣、予算など、様々な要素を考慮して歯科医師と相談することが大切です。
歯科医院で行う無料カウンセリング
- 現在の歯並びの状態
- 治療期間
- 費用
- 治療中の注意点
- 治療後のメンテナンス
など、詳しく説明を受けられます。
歯列矯正を受ける前に
- 歯科医院選び: 経験豊富な矯正歯科専門医に相談することが大切です。
- 精密検査: 歯のレントゲンや模型の作成など、詳細な検査を行います。
- 診断結果の説明: 矯正医から治療計画の説明を受け、疑問点を解消しましょう。
歯列矯正の期間を短縮するには?
歯列矯正の期間を短縮したいと考える方もいるかもしれません。
期間を短縮するためにできることとしては、
- 歯科医師の指示をしっかり守る: 定期的な通院、歯磨きの徹底、マウスピースの適切な装着など
- 外科手術を併用する
などが挙げられます。
大人になってからの歯列矯正のメリット
大人になってから歯列矯正を行うメリットはたくさんあります。
- 見た目の改善: 歯並びが整うことで、自信を持って笑顔になれるようになります。
- 口元の若返り: 歯並びが改善されると、顔全体の印象が若返ることがあります。
- 噛み合わせの改善: 噛み合わせが改善されることで、消化が良くなったり、顎関節症の予防につながったりします。
- 発音の改善: 歯並びが原因で発音が聞き取りにくい場合、改善されることがあります。
- 歯周病予防: 歯並びが整うことで、歯磨きがしやすくなり、歯周病のリスクが軽減されます。
歯列矯正中の注意点
- 定期的な通院: 矯正医の指示に従い、定期的に通院することが大切です。
- 口腔ケア: ブラッシングを丁寧に行い、歯周病予防に努めましょう。
- 食事制限: 硬いものや粘着性の高いものは避けるなど、食事に注意が必要です。
歯列矯正後の保定
矯正治療後も、歯が元の位置に戻ろうとする力が働くため、リテーナーと呼ばれる装置を使って歯を固定する必要があります。
歯列矯正は、一生ものの投資です。後悔のないように、複数の歯科医院で相談し、自分に合った治療法を選びましょう。
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☎052-433-4488
当院では、患者様一人ひとりのご希望に沿った治療計画を立て、丁寧な治療を行っております。歯並びでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
かすもりおしむら歯科 院長 押村憲昭