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ハビットプロとコンクール、どっちがいい?歯科医が教える洗口液の正しい選び方




歯科医院でよくすすめられる洗口剤「ハビットプロ」と「コンクール」。 どちらも歯周病予防や口臭対策に効果的ですが、目的によって向き・不向きがあります。 ここでは、成分・使い方・おすすめの人を中心にわかりやすく紹介します。


そもそも洗口液は何のために使うの?

洗口液は、歯みがきの代わりになるものではありません。
あくまで歯みがきを補助するもので、主な目的は以下の通りです。

お口の中の細菌を減らす
歯周病やむし歯を予防する
口臭を防ぐ
治療中や術後の感染予防


毎日の歯みがきにプラスすることで、より清潔な口腔環境を保つことができます。

では、それぞれの特徴を見ていきましょう。



 

ハビットプロとは?

ハビットプロは、歯科医院専売の洗口液で、高い殺菌力と即効性が特徴です。
正式には「モンダミン ハビットプロ」という名称で、プロケア向けに開発されています。

主な成分と特徴

ハビットプロの有効成分は、主に次の3つです。

CPC(塩化セチルピリジニウム)
 強い殺菌作用があり、むし歯菌・歯周病菌・口臭菌を幅広く抑えます。

GK2(グリチルリチン酸ジカリウム)
 歯ぐきの炎症を抑える抗炎症成分。

TXA(トラネキサム酸)
 出血や腫れを抑える働きがあります。

アルコールを含まず、刺激が少ないのも特徴です。


ハビットプロの効果

・歯周病菌の殺菌
・歯肉炎・歯ぐきの腫れの予防
・口臭予防
・治療前後の感染対策

とくに、歯周病予防や治療中の方、インプラント・矯正中の方によく使われます。


使い方

ハビットプロは原液のまま使えるタイプです。

1回約10~20mlを口に含み、
約20~30秒ぶくぶくうがいをして吐き出します。

基本は1日2回(朝・夜)、歯みがき後に使うのがおすすめです。




コンクールとは?

コンクールは、こちらも歯科医院でよく処方される洗口液で、長時間効果が持続するのが特徴です。
特に有名なのが「コンクールF」です。

主な成分と特徴

コンクールの主成分は、

CHX(グルコン酸クロルヘキシジン)

この成分は、非常に殺菌力が高く、しかも歯や粘膜に吸着して長時間効果が続くという特長があります。

アルコールは含まれておらず、刺激も少なめです。


コンクールの効果

・むし歯菌・歯周病菌の増殖抑制
・プラーク(歯垢)の付着を防ぐ
・口臭予防
・術後・抜歯後の感染予防

とくに、むし歯・歯周病の予防を日常的にしっかりしたい方に向いています。


使い方

コンクールは希釈して使うタイプです。

水25~50mlに対して、
コンクールを5~10滴入れてうがいをします。

1日1~2回、歯みがき後に使用します。
少量で長持ちするのもメリットです。




ハビットプロとコンクールの違いを比較

ここで、両者の違いを整理してみましょう。

殺菌の強さと持続性

ハビットプロ:即効性が高く、その場でしっかり殺菌
コンクール:殺菌効果が長時間持続し、再付着を防ぐ


使いやすさ

ハビットプロ:原液タイプでそのまま使える、簡単
コンクール:希釈が必要だが、経済的で長持ち


向いている人

ハビットプロがおすすめの人

・歯周病が進行している
・歯ぐきが腫れやすい、出血しやすい
・治療中・インプラント・矯正中
・すぐに口の中をスッキリさせたい



コンクールがおすすめの人

・むし歯・歯周病を長期的に予防したい
・プラークがつきやすい
・毎日のケアを重視したい
・コスパよく続けたい



結局どっちがいいの?

結論として、「どちらが優れている」というより、目的によって使い分けるのが正解です。

・炎症が強い、治療中、短期間でしっかり殺菌したい → ハビットプロ

・毎日の予防ケアとして長く使いたい → コンクール



とても大切なポイントですが、洗口液は歯みがきの代わりにはなりません
歯ブラシ・フロス・歯間ブラシによる清掃が基本で、そのうえで洗口液を使うことで、より高い予防効果が得られます。また、お口の状態によって最適な洗口液は変わります。

弊院でも、お一人おひとりの状態に合わせたケア用品のご提案を行っています。
気になる方は、お気軽にスタッフまでお声がけください。

 




この記事を書いた人は中村区にある歯医者
かすもりおしむら歯科・矯正歯科・口腔機能クリニック 院長 押村憲昭