「歯を抜かなければいけなくなってしまった…」「入れ歯って、どうすればいいのかよくわからない…」 「入れ歯が痛くて困っている」
そんな風に思っていませんか?
今回は、入れ歯の作り方や、快適に使うための手入れ方法についてわかりやすく解説していきます。
入れ歯のメリット
- 失われた歯を補い、噛む機能を回復できる: 食事を美味しく味わえるようになり、栄養バランスの改善にもつながります。
- 発音が改善される: 歯がないことで、発音が不明瞭になるのを防ぎ、コミュニケーションが円滑になります。
- 見た目を改善できる: 笑うときに自信が持てたり、若々しい印象を与えることができます。
- 比較的安価に作製できる: 全ての歯を失った場合でも、インプラントに比べて費用を抑えることができます。
入れ歯のデメリット
- 初期に違和感や痛みを感じる場合がある: 特に総入れ歯の場合、歯ぐきに当たることで痛みを感じることがあります。
- 外れることがある: よく噛むものや、粘度の高いものを食べると、外れてしまうことがあります。
- 手入れが必要: 毎日、丁寧に洗浄する必要があります。
- 味覚が少し鈍くなる場合がある: 入れ歯の素材によっては、味覚が少し鈍くなることがあります。
- 噛む力が弱くなる: 天然の歯と比べて、噛む力が弱くなるため、硬いものを噛み砕くのが難しい場合があります。
入れ歯の種類と特徴
入れ歯には、大きく分けて部分入れ歯と総入れ歯の2種類があります。
- メリット: 残っている歯を頼りに固定するため、比較的安定している。
- デメリット: 金属のバネが目立つ場合がある。
②総入れ歯: 全ての歯を失った場合に使用します。歯ぐき全体に吸着させて固定します。
- メリット: 安価で製作できる。
- デメリット: 初期に違和感や痛みを感じることが多い、安定感がやや劣る。
入れ歯の素材
入れ歯の素材には、大きく分けてレジン(プラスチック)、金属などがあります。
- レジン: 保険適用で比較的安価。ただし、変色しやすく、耐久性も劣る。
- 金属: 保険適用外。丈夫で長持ちするが、修理に時間がかかる。
入れ歯を作るまでの流れ
- 歯科医院で相談: まずは、かかりつけの歯医者さんを受診しましょう。歯の状態や、希望する入れ歯の種類などを詳しく相談します。
- 型取り: 歯の形や歯ぐきの状態を正確に採るために、型取りを行います。この型をもとに、あなただけの入れ歯が作られます。
- 噛み合わせの確認:上下の咬み合わせの関係を模型上に再現するための咬み合わせを取ります。
- 指摘: 仮の入れ歯を装着していただき、噛み合わせや見た目の違和感がないかの確認をします。
- 本入れ歯の完成: 仮歯での調整後、本物の入れ歯が完成します。
- 義歯調整: 数日ご使用いただき、噛み合わせや痛いところがないかなどを確認します。
入れ歯のお手入れ方法
- やさしく丁寧に扱いましょう
〇勝手に曲げたり削ったりしない 〇乾燥させない
- 清潔さを保ちましょう
残っている歯の健康を守ることが、今の義歯を長く快適に使うコツです。
〇義歯は専用の洗浄剤とブラシで汚れを落とします
〇バネの周囲は特に念入りに汚れを落としてください
〇傷がつきやすいので強くこすらないようにしてください
- 夜寝るときは
お口の状態によりますので、ドクターにご相談ください。
- 定期的なチェックを受けましょう
顎や歯肉の状態は常に変化します。歯肉がやせると義歯は合わなくなります。
義歯を快適に使うには、お口の状態に合わせた調整が必要です。
半年に一度はチェックを受けるようにしましょう。
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入れ歯は、失われた歯を補い、快適な生活を送るための大切な治療法です。しかし、種類や素材、治療方法など、様々な選択肢があります。ご自身の状況に合わせて、歯科医師とよく相談し、最適な入れ歯を選びましょう。
歯科医院への相談を
入れ歯について何かお悩みがある場合は、一人で悩まずに、歯科医院に相談しましょう。
当院では、あなたの状況に合わせて、最適な治療計画をご提案いたします。
中村区で歯医者をお探しの方はかすもり・おしむら歯科・口腔機能クリニックへお気軽にご連絡ください。
この記事を書いた人は
かすもりおしむら歯科 院長 押村憲昭
かすもりおしむら歯科 院長 押村憲昭