医療関係の方へ|名古屋市中村区の【かすもり・おしむら歯科】
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医療関係の方へ CLEAN

患者さん受け入れのお願い

金属アレルギーによる皮膚疾患について

金属アレルギーによる
皮膚疾患について

最近多くの、テレビや雑誌などのメディアで取り上げられている「金属アレルギー」ですが、
当院でも金属を使用しない「メタルフリー治療」を希望される患者さんが増加しています。
それに伴い、患者さんから「金属アレルギーのバッジテスト」をご相談されることが多いです。

しかし、歯科医院では「金属アレルギーのパッチテスト」を行うことができませんし、メタルフリー治療を行なう時は現在のお口の中の金属を除去するために歯を削るので、一時的にアレルギー症状が出やすくなるリスクもありますので、患者さんには皮膚科を受診していただくことをおすすめしています。

現在、患者さんにはお近くの皮膚科に通院していただいてから、
当院にお越しいただくようお願いしておりますが、当院としては皮膚科の先生方としっかりと連携をとり、
信頼のおける医院様に患者さんをご紹介させていただきたいと考えております。
医科歯科連携の一環として、皮膚疾患が認められる患者さんをご紹介し、
皮膚疾患に関わる歯科治療をご紹介いただける医院様と連携できればと考えております。

医科歯科連携のご提案

厚生労働省が活動を推進

当院では、がん患者さんの治療など周術期口腔機能管理を承りたく、医療連携先を探しています。
周術期における口腔機能管理においては、医科と歯科が併設されている病院の約63%が実施しているのに対し、歯科診療所では35%となっております。
また、歯科を標榜していない病院については約6.7%しか口腔機能管理を行っていません。
現在厚生労働省では、医科歯科連携による口腔機能管理は良い結果が得られやすいとしてHP上に公開し推進をしています。
当院ではこの活動に賛同しより地域医療に貢献できるよう連携先を探しています。

口腔機能管理で短くなる
入院期間

口腔機能管理を行うことで患者さんの入院期間がどの科においても大体10%以上減少しているというデータがあります。
口腔機能管理で口腔内をキレイに保つことにより口腔内細菌からの感染を抑えることができるため、お口の領域だけではなく、侵襲の大きい治療にも効果的だと考えられています。
入院期間の削減は口腔機能管理における大きな効果の一つで、医院様にとってもメリットになり得ると考えております。

具体的な周術期に
口腔ケアが必要な理由

01

創部感染の予防

お口の中の細菌が身体の中から感染する事を予防します。頭頚部がん再建手術の患者さんに対して専門的な口腔ケアをする前、手術直前、術後1週間の唾液の中の細菌の変化を調べた所、細菌の数は口腔ケア後に減少し、健康な成人の口腔内の状態に近づいた事がわかりました。このことから、お口の中の菌による創部感染のリスクが減少することがわかります。

02

術後肺炎の予防

手術後の患者さんの死亡に繋がる原因の一つとして「誤嚥性肺炎」がありますが、誤嚥性肺炎は主にお口の中の細菌が、何らかの原因でお口の中から肺に入り込んでしまうことで起こることが多いと言われています。特に全身麻酔時の気官にチューブを挿入する際などはリスクが大きいです。お口の衛生環境が良ければ、細菌が原因の術後肺炎のリスクが軽減できると考えられます。

03

移植や人工物留置後の
感染予防

日本では予防処置が及し始め、歯のメンテナンスを行う人が徐々に増え始めていると言われていますが、先進国と比較するとまだまだ予防に取り組んでいる人が少ないのが現状です。口腔内を定期的に健診したり早期治療を行ったりすることで治療期間を減らすことができ、痛みや治療にかかる費用も軽減することができます。

04

口腔合併症の予防

口腔周辺の放射線治療時に懸念される一つの症状として口内炎等の口腔内感染症があります。これは口腔粘膜炎のメカニズムによる止むを得ない症状のため、ほとんどの場合で口内炎が現れると言っても過言ではないかと思います。ただ、症状により食事が困難になることで体力の低下に繋がり、結果的に治癒が遅れる場合があったり、痛みによる患者さんのモチベーションの低下を招いてしまう事も考えられます。口腔粘膜炎は口の中をキレイに保ち、乾燥させないことが基本の対策となりますので、歯科医による口腔機能管理で効果的に予防やリスクを軽減することができます。

05

術後早期経口摂取の開始

術後にしっかりと口腔機能管理を行うことにより、口腔粘膜異常や動揺歯への対応、義歯調整等を行うことによって、早期の経口摂取が見込まれます。早期に経口摂取ができることで、食事の補助や栄養管理が簡易的になるばかりか、お口の中の乾燥軽減やプラークコントロール支援により術後の合併症も予防できます。また、術後体力の早期回復により早期退院に繋がります。

06

気管挿管時のトラブル回避

気管挿管時のトラブルの一つとして考えられるのが「歯のダツリ」もしくはそれに伴う「出血」によるものです。歯のダツリは誤飲に繋がりますし、出血は手術をする医師の視野を奪うと同時に、出血による感染症のリスクもあります。医師と歯科医師の連携し術前に口腔機能管理を行うことで、このようなトラブルを防ぐことが可能です。

各医療機関との連携について

医科歯科が連携を行って治療にあたることで、薬の使用量や入院日数の削減、さらには医療費の抑制につながります。当院では、医科歯科連携を行いより質の高い医療を提供し、患者さんの健康を一緒に考えていただける医療機関を探しています。

内科との連携(糖尿病と歯周病)

歯周病の改善が糖尿病の改善につながると言われるほど両者は密接な関係にあります。歯周病の治療を歯科医院で行っても著しく改善されない場合、糖尿病を患っている場合が多いです。逆に、糖尿病を患っている方が歯科医院を受診することで糖尿病が改善されることが分かってきています。当院と連携することで一緒に患者さんの健康を守っていきましょう。

整形外科との連携(BR製剤と歯科)

BR製剤(ビスフォスフォネート製剤)は、骨粗しょう症の治療や転移するがんなどに対して使用される薬剤です。この薬剤を使用されている方に抜歯処置を行った場合、歯を抜いた部分の治癒が円滑に行われず、骨が露出したままになることで顎骨壊死発症の原因となります。BP製剤の投与を行っている人は、親知らずの抜歯やインプラント治療などを避け、お口の中の衛生状態を良好に保つ必要があります。ビスホスホネート製剤の服用前に歯科医院で検診を行い、お口の中の衛生状態を改善し、抜歯を行う必要がある場合は投薬開始2週間前までに終えることが望ましいとされています。BR製剤投与前の歯科健診は当院にご相談ください。

産婦人科との連携(早産と歯科)

妊娠中は女性ホルモンが変化することにより歯周病になりやすく、更に悪化しやすい環境になります。歯周病の妊婦さんは、そうでない妊婦さんに比べると早産になる確率が7.5倍になると言われています。産まれてくる赤ちゃんのためにも歯周病の治療、予防を行うようにしましょう。ママの健康は赤ちゃんのためにも大事なことです。妊産が分かったらできるだけ早く歯科医院に通院し、口腔内環境を健康に保つことが大切です。生まれたお子さんの食育や噛み合わせ治療などにも力を入れておりますので、妊娠中の歯科健診は当院にご相談ください。

地域の医科と歯科が手を取り合い
密接に連携することにより、
患者さんの健康を守りたいと考えています

当院と医療連携を行うメリット

複数の専門家により
連携がスムーズに

当院には、常時複数の歯科医師と、10名程の歯科衛生士が在籍しております。

また、日本口腔外科学会所属の歯科医師など専門性の高い歯科医師も勤務しております。
また、日ごろから医療連携を行っている歯科医師が中心となってチームを組んで対応しておりますので、口腔機能管理についての理解も深く、貴院の患者さんに応じた口腔管理が可能です。

また、衛生士も歯周病治療の勉強会に参加している衛生士が中心となって取り組んでおり、
中等度から重度の歯周病患者さんの臨床実績が多いです。