医科歯科が連携を行って治療にあたることで、薬の使用量や入院日数の削減、さらには医療費の抑制につながります。当院では、医科歯科連携を行いより質の高い医療を提供し、患者さんの健康を一緒に考えていただける医療機関を探しています。
内科との連携(糖尿病と歯周病)
歯周病の改善が糖尿病の改善につながると言われるほど両者は密接な関係にあります。歯周病の治療を歯科医院で行っても著しく改善されない場合、糖尿病を患っている場合が多いです。逆に、糖尿病を患っている方が歯科医院を受診することで糖尿病が改善されることが分かってきています。当院と連携することで一緒に患者さんの健康を守っていきましょう。
整形外科との連携(BR製剤と歯科)
BR製剤(ビスフォスフォネート製剤)は、骨粗しょう症の治療や転移するがんなどに対して使用される薬剤です。この薬剤を使用されている方に抜歯処置を行った場合、歯を抜いた部分の治癒が円滑に行われず、骨が露出したままになることで顎骨壊死発症の原因となります。BP製剤の投与を行っている人は、親知らずの抜歯やインプラント治療などを避け、お口の中の衛生状態を良好に保つ必要があります。ビスホスホネート製剤の服用前に歯科医院で検診を行い、お口の中の衛生状態を改善し、抜歯を行う必要がある場合は投薬開始2週間前までに終えることが望ましいとされています。BR製剤投与前の歯科健診は当院にご相談ください。
産婦人科との連携(早産と歯科)
妊娠中は女性ホルモンが変化することにより歯周病になりやすく、更に悪化しやすい環境になります。歯周病の妊婦さんは、そうでない妊婦さんに比べると早産になる確率が7.5倍になると言われています。産まれてくる赤ちゃんのためにも歯周病の治療、予防を行うようにしましょう。ママの健康は赤ちゃんのためにも大事なことです。妊産が分かったらできるだけ早く歯科医院に通院し、口腔内環境を健康に保つことが大切です。生まれたお子さんの食育や噛み合わせ治療などにも力を入れておりますので、妊娠中の歯科健診は当院にご相談ください。
地域の医科と歯科が手を取り合い
密接に連携することにより、
患者さんの健康を守りたいと考えています