口腔外科とは
口腔内に
異変があったら…
親知らずの抜歯や顎関節症の治療、口内炎、ケガなど口腔内のさまざまなトラブルの処置を行います。症状や原因は多岐にわたるため、まずは正確に口腔内の状態を把握することが大切です。その上で、最適な治療を行います。口腔内に異変を感じたら、なるべく早めに受診することをおすすめします。
このような症状はご相談ください
- 親知らず
- 顎関節症
- 口内炎
- 口腔内のケガ
- 口腔内の
できもの - 舌の痛みや
しびれ - 口腔内の出血
口腔外科専門医による
治療
口腔外科専門医とは、日本口腔外科学会が認定する専門医の資格を持つ歯科医師のことで、顎関節症や口腔内膜疾患、外傷などのさまざまな口腔内疾患を治療します。
親知らずの抜歯や口内炎などの治療は、専門医に安心してお任せください。
※担当医による治療は毎月第2月曜日の午前のみ
CTによる精密歯科治療
当院では口腔外科治療に歯科用CTを使用します。
CTは立体的に歯の状態を見ることができ、歯だけでなくあご骨の形状や状態を全方位から確認できるため、より正確で安全な治療が可能です。
親知らずの抜歯をする際は、親知らずと神経の関係をみたうえで、適切な処置を行います。
感染症の予防対策
親知らずなどの口腔外科治療の際は、感染症対策を予防することが大切です。
より安全性の高い治療を提供するため、グローブ等使い捨てできるものはディスポーザブル製品を使用しています。
歯を削るタービンなどの器具も、滅菌処理することにより感染症のリスクを軽減します。
親知らず
抜歯が必要か判断します
親知らずは、抜歯が必要なケースばかりではありませんが、生え方によっては歯ブラシが届きにくくなり、磨き残しによりむし歯が発生しやすくなります。周囲の歯がむし歯になる原因にもなるため注意が必要です。まずは口腔内の状態を確認し、抜歯の要否を判断することが重要です。治療に時間がかかる場合、難しい治療となる場合など、必要に応じて他の病院とも連携して対応します。
親知らずの治療の流れ
01
- 検査
- CTによる精密検査で顎骨の状態を調べます。
02
- 治療計画の説明
- CTの診断画像を確認し、親知らずの状態をご説明し治療計画についてわかりやすくお伝えします。
03
- 親知らずの抜歯
- 親知らずを抜きます。診断結果によっては抜歯が必要ない場合があります。
04
- 消毒
- 親知らずを抜いた部分を消毒します。
05
- 抜糸
- 傷口を縫合した糸を抜きます。
指や舌で傷口を触らないようにしてください。
抜歯部分の歯磨きは1週間程度避けてください。
抜歯直後の喫煙や飲酒はできるだけ控えてください。
激しい運動や結構のよくないことは避けてください。
※歯を抜いた部分は一ヶ月程度で歯茎が盛り上がってきて気にならなくなりますが、食べかすや汚れ溜まり気になるようでしたらご相談ください。
顎関節症
さまざまな原因で発症し、
全身の不調にもつながります
顎からガクガクと音がする、口が開きにくい、口の開閉時に痛みがあるなどの症状は顎関節症が考えられます。原因は頬杖などの日常生活のクセから、食いしばりや噛みしめ、抜歯後に放置した噛み合わせの悪さなどさまざまです。顎関節症を放置すると頭痛やめまい、肩こりなど全身の不調の原因にもなりますので、症状のある方、気になる方は早めに受診しましょう。
顎関節症の代表的な症状
かみ合わせに
よるもの
かみ合わせによるもの
上下の歯のバランスが乱れている場合、顎のバランスも崩れてしまいます。
左側だけ奥歯で噛めているけど右側の奥歯では噛めないなどの状態は、噛み合わせが左右に傾いてしまうため負荷がかかりやすくなります。
ストレスに
よるもの
ストレスによるもの
日頃のストレスをかかえたままだと、寝るときに歯ぎしりや食いしばりを無意識にしてしまう人がいます。
寝ている間に筋肉を緊張させて負荷をかけてしまうことで、顎関節にダメージが蓄積されていきます。
生活習慣に
よるもの
生活習慣によるもの
普段から頬杖をついたりする方やバイオリンなどの楽器を演奏する方は、左右の顎のバランスが崩れて、顎関節症を引き起こしやすいと言われています。
関節リウマチなど
全身症状に
よるもの
関節リウマチなど
全身症状によるもの
関節リウマチとは全身の複数の関節に炎症が起こり、腫れや痛みなどを伴う病気です。
関節の変形により機能障害が進行する病気のため、全身や顎関節が徐々に強張ったり重く感じたりする特徴があります。