親知らずで悩んでいる Worries10

親知らずとは

生え方によっては周囲の
歯に影響も

前から数えて8番目の歯のことを親知らず(智歯)といいます。20歳前後に生えてくることが多い親知らずですが、中には歯ぐきの中で横になって、外には出てこない水平埋伏歯の状態もあります。生えるスペースが少ない親知らずは、まっすぐには生えづらいため、汚れが溜まりやすい上、歯みがきが行き届きにくく、むし歯になりやすい場所です。また、手前の歯を押したり、むし歯にしたり、周囲に影響を与えてしまうこともあります。このため親知らずの状態、口腔内の状態によっては抜歯をおすすめします。

このようなお悩みありませんか?

  • 上下の歯が噛み合っていない
  • 横向きに生えていて汚れが溜まりやすい
  • 親知らずによるデメリットが考えられる

親知らずは必ず抜かないと
いけないのか

デメリットが多ければ抜歯を
しましょう

親知らずが生えてきたとしても、必ず抜歯しなくてはいけないというわけではありません。ただ多くの場合、上下の歯が噛み合っておらず歯としての機能を果たしていません。まっすぐに生えることは少なく、汚れが溜まりやすいため、むし歯や歯周組織の炎症リスクを高めます。そのため、デメリットが多いと判断した場合は抜歯されることをおすすめします。一方、再生医療の進化に伴い、親知らずを移植する方法も確立されてきているため、そのときに備えて残しておくという選択肢もあります。

親知らずが
むし歯になった場合

基本的には抜歯を選択します

親知らずは、歯として機能することが難しいため、むし歯になってしまった場合、基本的には抜歯を選択します(反対の歯と正常に噛み合っている場合は、むし歯治療を行うこともあります)。一方、親知らずは歯周病にも影響を及ぼします。歯みがきが行き届きにくい場所のため、歯周病菌が増えやすく、そこから炎症が広がります。悪化すると歯を支える顎の骨を溶かしてしまうこともあるため注意が必要です。

親知らずと頭痛の関係性

親知らずの負担が頭痛の
原因に

親知らずは斜めに生えてくることが多く、その際に手前の歯を押してしまい、噛み合わせに影響が出ることがあります。噛み合わせのバランスが崩れると、顎に負担がかかり、顔の周りの筋肉のバランスが崩れてしまうため、顎関節症になったり、頭痛を発症したりします。急激に痛む場合は患部を冷やしたり、鎮痛剤で抑えたりした上で、歯科医院を受診するようにしましょう。

よくあるご質問

親知らずの抜歯は当日完了しますか?
まずは検査をして抜歯の要否、抜き方を検討する必要がありますが、抜歯をする日が決まれば、その日のうちに終了します。後日、糸を抜いたり消毒のために来院をお願いする場合もありますが、抜歯自体は1日で終了するため通院は必要ありません。
痛みを少なくする方法はありますか?
きちんと生えている親知らずを抜く場合は、さほど難しくなく痛みも少なくて済みます。横向きに生えていたりすると、神経を圧迫しているケースも多いため、抜歯後に腫れたりある程度の痛みが出たりします。噛み合わせていなかったり、むし歯でボロボロになっている場合などは、早めに抜歯しましょう。体調が悪いと顔や顎が腫れやすくなるため、体調を整えてから受診するのがおすすめです。
抜歯後は腫れますか?
親知らずがほとんど露出していないと、歯ぐきを切開して抜歯するため、ある程度腫れることがあります。腫れは1~3日程度で治まるでしょう。親知らずの状態によって腫れる場合と腫れない場合があり、個人差もあります。処方された薬はきちんと飲むようにしましょう。

親知らず抜歯後の注意点

運動や食事に気をつけましょう

血流が良くなると、痛みや出血を伴ったり、腫れやすくなったりするため、抜歯後の飲酒や激しい運動は避けましょう。お風呂もシャワー程度にしておくことが望ましいです。刺激が強い食事もしみる原因になるので避けた方が良いでしょう。また、麻酔によって食事しづらくなるという影響もあります。

親知らずの治療が得意な
歯科医院の見分け方

症状が多岐にわたるからこそ
信頼できる知人の意見を大切に

実際に親知らずを抜いた知人からの紹介が有効です。親知らずは、生え方や歯根の状態によって難易度が大きく変わります。抜歯が得意な歯科医師とそうでない歯科医師がいるのも事実です。どの程度時間がかかったか、痛みや腫れはなかったかなど、知人の話が聞けると安心材料になるでしょう。

外科処置に長けているかどうかも、見きわめるポイントです。インプラントの手術実績が多数ある歯科医院は設備が整っていることが多いです。個室のクリーンルームがあれば、感染防止策も徹底されていると考えて良いでしょう。当然、外科手術の症例が多いと抜歯も安心して任せることができます。ホームページなどで歯科医師の得意とする分野、抜歯の症例などを確認するのも有効な方法でしょう。