かすもりおしむら歯科・矯正歯科・口腔機能クリニック
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口腔顔面痛について知ろう:原因、症状、そして治療法



「原因のわからない顔の痛み」「歯が痛むけど虫歯じゃない」そんな経験はありませんか?もしかしたら、あなたは「口腔顔面痛」かもしれません。


口腔顔面痛とは?

口腔顔面痛とは、口や顔面のどこかに持続したり、繰り返し起こる痛みを指します。歯の痛み、顎の痛み、顔面の痛みなど、その症状は様々です。


口腔顔面痛の原因

口腔顔面痛の原因は、まだ完全に解明されていない部分も多く、人によって異なります。一般的な原因としては、以下のものが挙げられます。

  • 歯周病や虫歯: 歯周病や虫歯が原因となる場合が多く、歯の根の先に炎症が起こったり、神経が刺激されることで痛みが発生します。
  • 顎関節症: 顎関節や周辺の筋肉に異常が起こり、口を開け閉めするときや噛むときに痛みを感じます。
  • 三叉神経痛: 顔面にある三叉神経が刺激されて、激しい痛みが電撃のように走る病気です。
  • 帯状疱疹: 水疱を伴う発疹が出る病気で、神経痛を伴うことがあります。
  • 副鼻腔炎: 鼻の奥の空洞に炎症が起こり、顔面の痛みや頭痛を引き起こすことがあります。
  • 筋肉の緊張: ストレスや姿勢が悪いなど、様々な原因で筋肉が緊張し、顔面の痛みを感じることがあります。
  • その他の病気: 脳腫瘍や多発性硬化症など、まれに他の病気によって口腔顔面痛が起こることもあります。


口腔顔面痛の症状

口腔顔面痛の症状は、人によって様々ですが、一般的な症状としては以下のものが挙げられます。

  • 持続的な痛み: 一定の場所に、長期間にわたって続く痛み
  • ズキズキする痛み: 脈打つような痛み
  • 焼けるような痛み: 熱いものが当たっているような痛み
  • 電気が走るような痛み: 三叉神経痛の特徴的な痛み
  • 口が開けにくい: 顎関節症の場合にみられる症状
  • 頭痛: 副鼻腔炎や筋肉の緊張などが原因で起こる場合がある


口腔顔面痛の診断

口腔顔面痛の診断は、歯科医師が問診や視診、レントゲン検査などを行い、総合的に判断します。場合によっては、MRI検査やCT検査を行うこともあります。


口腔顔面痛の治療

口腔顔面痛の治療法は、原因によって異なります。

  • 薬物療法: 痛み止め、筋肉弛緩剤、抗炎症剤などが処方されます。
  • 物理療法: 温熱療法や超音波治療などを行います。
  • 口腔内装置: 顎関節症の場合、マウスピースなどを使用する場合があります。
  • 神経ブロック: 三叉神経痛の場合、神経をブロックする治療を行います。
  • 外科手術: 原因が特定できる場合、手術を行うことがあります。


口腔顔面痛と歯科医院の関係

口腔顔面痛は、歯科医院で治療できる場合があります。特に、歯周病や虫歯、顎関節症が原因の場合は、歯科治療によって症状が改善されることがあります。


口腔顔面痛で悩んでいる方へ

口腔顔面痛は、原因が特定しにくいことが多く、治療にも時間がかかることがあります。しかし、適切な治療を受けることで、症状が改善される可能性は十分にあります。

もし、あなたも口腔顔面痛で悩んでいるのであれば、一人で悩まずに、まずは歯科医院にご相談ください。

☞口腔顔面痛について詳しくはこちらをご覧ください



お知らせ
4/22(火) 口腔神経痛担当医 安藤 彰啓先生が当院へお越しいただけます。
口腔顔面痛でお悩みの方、ご予約はお電話にて承っております。
⇒☎052-433-4488



この記事を書いた人は中村区にある歯医者
かすもりおしむら歯科・矯正歯科・口腔機能クリニック 院長 押村憲昭