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インプラントって実際どうなの❓

こんにちは!かすもりおしむら歯科です(^▽^)/

今回はインプラントに関する内容についてまとめてみました。
インプラントを考えているけど、どんな治療かわからないという方の参考になれば幸いです。



インプラント治療とは?

インプラント治療は、失われた歯を取り戻すために人工の歯根(インプラント)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける手法です。
これにより、自然な見た目と機能を持つ歯を再建することができます。




手順


  1. 診断と計画
    まず、歯科医師は患者の口腔状態を詳しく診断し、インプラント治療の適応を評価します。
    必要に応じて、X線やCTスキャンを用いて骨の状態や歯茎の厚みを確認します。
    ※骨の量や厚みによってインプラント治療ができないケースもある。


  2. 手術
    次に、局部麻酔を使用して手術を行います。
    歯茎を切開して骨にインプラントを埋め込みます。埋め込まれたインプラントは、骨としっかりと結合するために数ヶ月間の癒着期間が必要です。
    ※身体の組織とは異なる素材を使用する為、人によっては癒着に1年近くかかる場合がある。

  3. ヒーリングアバットメントの取り付け
    癒着が終了したら、歯茎を切開してインプラントにヒーリングアバットメント(ヒーリングキャップ)を取り付けます。

    これは歯茎の形成と歯肉の治癒を助けるための一時的な部品です。


  4. 人工歯の製作
    歯茎の癒着が進むにつれて、インプラント上に人工の歯冠を製作します。
    これはインプラントに取り付ける最終的な歯の部分です。


  5. 人工歯の取り付け
    人工歯冠が完成したら、ヒーリングアバットメントを取り外し、人工歯をインプラントに取り付けます。これにより、自然な見た目と機能を持つ歯が再建されます。




メリット

  • 自然な見た目と感触
    インプラント治療は自然な見た目と感触を提供し、まるで本物の歯のように噛むことができます。


  • 審美性
    インプラントは顎の骨にしっかりと結合するため、しっかりとした基盤を提供し、周囲の歯との調和が取れます。


  • 咬合力の回復
    インプラントにより、咬合力を復元し、食事や会話を自信を持って行えるようになります。


  • 周囲の歯を削る必要なし
    従来のブリッジ治療と比べて、隣接する歯を削る必要がないため、周囲の健康な歯を保護できます。
    入れ歯の場合も物によって削る必要があるためインプラントは歯を削る必要が少ない治療といえるでしょう。



ケア方法

  • インプラントも自然歯同様、定期的な歯科検診とプロフェッショナルなクリーニングが重要です。そのまま放置するとインプラント周囲炎という症状を引き起こし最終的にせっかく入れたインプラントが使い物にならない状態になる可能性もあります。

  • 正しいブラッシングとフロスを通じて、インプラント周辺の歯肉を清潔に保ちましょう。

  • 喫煙はインプラントの寿命を短くする可能性があるため、控えるか避けることが推奨されます。喫煙は傷の治癒を遅延させるたり、インプラントの固定が不安定になったり、長期的な成功率が低下する可能性があり、傷口が十分に癒えずに感染症や合併症が起こるリスクを高めることがあります。

インプラント治療は高い成功率と自然な見た目を提供し、長期的な歯の健康を支える一つの選択肢です。治療の詳細や適応については、歯科医師と相談することをおすすめします。